現場目線で見た!5軸マシニングセンタ V56iの特徴
精密部品加工センター.comでは、牧野フライス製の5軸立形マシニングセンタ V56iを用いて、装置部品等の加工を行っております。
ここでは、実際に当社の現場社員が感じているこちらの工作機械の特徴と、実際に5軸マシニングセンタを使った事例をご紹介していきます。
(NDAの関係上、当サイトに実績として載せることができない事例も多数ございますので、あらかじめご了承ください。)
1.段取り替えなしで複数面の加工が可能!
この5軸マシニングセンタ V56iの1つ目の特徴としては、段取り替えなしで複数面の加工が可能という点があげられます。
5軸加工機の場合、1回の段取りを行うだけで、複数面の加工面を加工することができます。
これにより、段取り替えの必要がなくなるため、加工時間の短縮につながります。
1回の加工でおよそ2~3時間かかるため、その間に次の作業の準備をしたり、他の作業に取り掛かることができるようになります。
つまり、この5軸マシニングセンタを使用することで、現場の効率性が飛躍的に向上するのです。
2.同時5軸加工による複雑形状加工!
また、この5軸マシニングセンタ V56iによって、同時5軸加工を行うことができます。
通常は3軸での複雑形状加工になりますが、工具軸の回転やテーブル回転を合わせた同時5軸加工を行うことで、さらに複雑な形状の金型部品や装置部品の加工が可能となります。
また、このマシニングセンタでは、最大で200角のワークサイズの加工に対応しています。
そのため、ブロックを1つ置いてプログラムを稼働させるだけで、数時間後には製品が完成しています。
他の工作機械では困難かつ時間がかかる複雑な形状の部品でも加工できるのは、このマシニングセンの大きな特徴かなと思います。
3.ワークチェンジャーによる自動加工!
さらに、この5軸マシニングセンタ V56iの3つ目の特徴としては、ワークチェンジャーによってワークの取り替え工程も省略することができるため、非常に効率良く精度の高い加工が可能となる点があげられます。
人的にワークの取り替えを行うと、時間がかかるだけでなく、ワークの取り付け誤差によって不良品が生じてしまう可能性があります。
そこで当社ではこちらの工作機械にワークチェンジャーを搭載することで、人的な取り付け誤差を無くし、歩留まり率の向上につなげています。
さらにワークの取り換え工程の削減にもつながるため、高効率かつ高精度な加工が可能となります。
加工事例:ネジ駒
続いて、実際に当社が5軸マシニングセンタを使用して製作した加工実績です。
こちらは、マシニングセンタによって加工した、SKD11製のネジ駒です。
SKD11のため高硬度な超硬工具を使用してネジ部の加工を行いました。
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