測定治具の設計における3つのポイント

測定治具の設計における3つのポイントをご紹介

内径測定用ピンゲージ①

測定治具を設計する際に知っておくべき3つのポイントをご紹介します。このポイントを押えることで、「見積もりをお願いしたら思ったよりも高額になってしまった。」、「必要な機能性が発揮できない」といったことを防ぐことができますので、是非ご覧ください。

測定治具とは

測定治具は、成形品を治具に固定して3次元測定機など固定するための台のことをいいます。
対象となる製品を正しく測定できるよう、測定の再現性と寸法精度の高さが求められます。
部品の公差判定をする際などに多く使われるため、工数・人的リソースの削減などに貢献いたします。

>>測定治具とは?使用する目的と必要性について解説

 

測定治具の設計におけるポイント

測定治具の設計におけるポイントは3つ挙げられます。それぞれについて解説します。

測定する機械の仕様に合わせて形状を決める

製作した測定治具のサイズがあまりにも大きすぎると機械に乗らなくなってしまいます。また、設置することが難しい不安定な形状であれば、安定して測定することができません。そのため、使用する測定機の仕様を把握した上で、設計を行わなければなりません。これは、部品加工を行う会社も同様であり、当社では測定治具のご依頼をいただいた際は、測定機の仕様を含む、様々な使用環境についてお伺いし、最適な測定治具を製作することを目標としております。

 

使用する素材は錆びにくく、耐久性が高い必要がある

測定治具は多くの製品を測定するため、長い間使用を続けられるものでなければなりません。そのためには、錆にくく、耐久性が高いものを素材を使用する必要があります。お客様からいただく図面にもよりますが、当社ではSTAVAX(SUS420J2)を用いて製作させていただくことが多いです。

>>SUS420J2の切削加工におけるポイント

 

高い精度で製作する必要がある

正確に製品を測定するためにも、測定治具を設計する場合は特定の部分を高精度で製作する必要があります。特に平面度・平行度・直角度は数μm程度の精度が求められます。

 

当社の測定治具の製作実績

当社が実際に製作した治具・ゲージをご紹介いたします。

加工事例:内径測定用ピンゲージ①
内径測定用ピンゲージ①

こちらはステンレス製の内径測定用ピンゲージの加工実績でございます。材質としてはSTAVAXを使用しており、φ38.014のサイズにて円筒研削・研磨・熱処理を行って製作いたしました。
こちらのピンゲージは、・・・

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加工事例:内径測定用ピンゲージ②

こちらはSTAVAX製の内径測定用ゲージの加工実績でございます。材質はSTAVAXを使用しており、φ22.474のサイズにて、円筒研削加工後に熱処理を施し、製作いたしました。
こちらの内径測定用ゲージは、・・・

>>事例の詳細はこちらから

 

測定治具の製作のことなら、精密部品加工センターにお任せ!

精密部品加工センター.comを運営する株式会社長津製作所では、精密部品を中心とした様々な部品加工を多くの業界に向けて行っております。ワイヤー放電加工機から型彫放電加工機、研削加工機、マシニングセンタなど、多岐にわたる工作機械を保有しているため、あらゆる精密部品加工に対応しております。

また、ホログラム光学素子用金型などの超精密金型の設計・製作実績も多数ございます。 さらに当社では、当社工場にとどまらず、大田区や燕三条など、国内でも有数の加工集積地に幅広い加工ネットワークを築いております。これらの加工ネットワークを駆使することで、どこの会社ならできるかわからないような部品加工にも対応いたします。

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