マシニングセンタと旋盤の違いとは?

5軸マシニングセンタ V56i

マシニングセンタとは、自動で切削工具の交換機能を有しており、穴あけや平面削りなどの切削加工を1台で行うことができる機械です。このマシニングセンタと混同されがちな工作機械が、旋盤です。しかしマシニングセンタと旋盤には、大きな違いがあります。

ここでは、マシニングセンタと旋盤の違いについて、解説いたします!

>>精密部品加工とは?

 

 

マシニングセンタとは?

マシニングセンタとは、総務省の「日本標準商品分類」において金属加工機械を分類した際の種類の1つです。また、日本工作機械工業会においてマシニングセンタは以下のように定義されています。

「中ぐり、フライス削り、穴あけ、ねじ立て、リーマ仕上げなど多種類の加工を連続で行えるNC工作機械で、それぞれの加工に必要な工具を自動で交換できる機能も備えている」

上記のように多数の切削工具(ツール)を格納していて、コンピュータ数値制御(CNC)の指令によって機械が自動的に工具を交換することで、様々な加工を可能にしているのが、マシニングセンタです。

一般的には自動工具交換機能を持ったNCフライス盤とも理解されていて、近年では、直交3軸と旋回2軸とを同時に制御することで、更なる複雑形状の加工を可能にする「5軸制御マシニングセンタ」の普及が進んでいます。

 

>>マシニングセンタとは?マシニング加工の特徴やポイントまで解説!

 

 

マシニングセンタを利用するメリット

マシニングセンタを利用するメリットとしては以下のようなものがあげられます。

 

・量産加工に最適である
・工具を自動交換する機能がある
・均一かつ高い精度での加工が出来る

 

量産加工に最適である

マシニングセンタの1つ目のメリットは、量産加工に最適であることです。CAMを用いて加工プログラミングを組むことで、複雑な形状であっても自動で加工が行われるため、コスト面などを考慮しても量産加工に非常に適しています。

 

工具を自動交換する機能がある

マシニングセンタの2つ目のメリットは工具を自動交換できることです。工具の自動交換によって、作業者による工具交換が不要になるため、作業時間を大幅に短縮することができます。

 

均一かつ高い精度での加工ができる

マシニングセンタの3つ目のメリットは、均一かつ高い精度での加工ができることです。マシニングセンタではコンピューターの自動制御で加工を行うため、手作業と比較すると格段に安定した品質で加工することができます。

 

>>複合加工とは?メリットや当社で対応可能な加工方法について

>>複雑形状での複合加工のポイントとは?

 

 

旋盤とは?

旋盤もマシニングセンタと同様に、総務省の「日本標準商品分類」において金属加工機械を分類した際の種類の内の1つです。そして、旋盤は日本工作機械工業会において以下のように定義されています。

「工作機械の中で数多く用いられている代表的な機種の一つで、一般に円筒または円盤状の工作物を回転させて加工する機械」

定義のとおり、昔から旋盤は数多く用いられている機械の一つで、外丸削り・面削り・テーパ削り・中ぐり・穴あけ・突切り・ねじ切りなど基本的な加工をするために用いられます。

 

 

旋盤を利用するメリット

旋盤を利用するメリットとしては以下のようなものがあげられます。

 

・単品の加工が容易にできる
・加工の修正をすぐに行える
・補正を取らず、刃物を即時に交換することができる

 

単品の加工が容易にできる

旋盤の1つ目のメリットは、単品の加工が容易にできることです。
加工のための事前準備として、プログラミングを行う必要がないため、すぐに加工に取り掛かることができます。

 

加工の修正をすぐに行える

旋盤の2つ目のメリットは、加工の修正をすぐに行えることです。
加工の最中随時、加工の状況を確認できるため、修正を途中からすることができます。

 

補正を取らず、刃物を即時に交換することができる

旋盤の3つ目のメリットは、補正を取らず、刃物を即時に交換することができることです。
作業員が加工するため、必要な精度に応じて、刃物をその都度交換しながら加工を行うことができます。

 

 

マシニングセンタと旋盤の違いとは?

マシニングセンタと旋盤の違いは、主に下記のとおりです。

 

・ATCの有無

・コンピューター制御かどうか

・角物と丸物

 

マシニングセンタには、必ずATC(自動工具交換機能Automatic Tool Changer)と呼ばれる機能が装備されています。一方で旋盤では、ATCがないものが一般的です。(ATC付きの旋盤はターニングセンタとも呼ばれます)

 

また、マシニングセンタはコンピューターを用いて、自動で制御・加工を行うため、

・加工時間短縮
・高精度、高品質
・人件コストの低減化

が実現できるのに対し、手作業で操作する汎用旋盤は、

・加工の設定が容易
・修正の即時性
・導入コストの低減化

を実現することができます。そのため、扱う製品や量産体制などを考慮しながら場面に応じて加工機を選択する必要があります。

 

またマシニングセンタは材料を固定して工具を回転させるフライス加工になりますが、旋盤は工具を固定し材料を回転させる旋削加工となります。
そのため得意とする形状についても、マシニングセンタは角物を得意としており、旋盤は丸物を得意としています。

 

>>マシニングセンタの長所と短所について

>>マシニングセンタの縦型と横型の違いとは?

>>マシニングセンタとNC工作機械の違いとは?

>>マシニングセンタと複合加工機の違いとは?

 

 

当社のマシニングセンタのご紹介

続いて、当社が保有しているマシニングセンタをご紹介いたします。

 

牧野フライス:5軸マシニングセンタ V56i
5軸マシニングセンタ V56i

精密部品加工センター.comでは、こちらの5軸立形マシニングセンタ V56iを用いて、装置部品等の加工を行っております。 独自の機械構造によって、精密部品で多用される高硬度材の加工であっても、高効率かつ高精度に加工することができます。 こちらの5軸マシニングセンタでは、主軸に独自の...

>>詳細はこちら

 

牧野フライス:立形マシニングセンタ V33i
立形マシニングセンタ V33i

精密部品加工センター.comでは、こちらの立形マシニングセンタ V33iを用いて、装置部品等の加工を行っております。 独自の機械構造によって、長時間の加工でも安定した精度で加工することができます。 こちらの立形マシニングセンタでは...

>>詳細はこちら

 

ファナック:5軸マシニングセンタ ROBODRILL α-T21IFL
5軸マシニングセンタ ROBODRILL α-T21IFL

精密部品加工センター.comでは、こちらの5軸立形マシニングセンタ ROBODRILL α-T21IFLを用いて、装置部品等の加工を行っております。 こちらの5軸マシニングセンタは、高精度かつ高効率な加工を実現できるのはもちろんのこと...

>>詳細はこちら

 

牧野フライス:大型横型マシニングセンタ a71
大型横型マシニングセンタ a71

精密部品加工センター.comでは、こちらの大型横形マシニングセンタ a71を用いて、装置部品等の加工を行っております。 a71を用いることで大型で重量のある部品の加工が可能となるため、自動車や産業機械など幅広い業界の部品加工に対応ができます。

>>詳細はこちら

 

 

マシニング・旋盤加工の加工実績

続いて、当社が実際に加工したマシニング・旋盤加工による加工実績をご紹介いたします。

 

加工事例:ヒートシンク
ヒートシンク

こちらは、アルミニウム製のヒートシンクです。旋盤加工とミーリング加工によって加工をいたしました。

>>加工実績の詳細はこちら

 

加工事例:測定用ブロック
測定用ブロック

こちらは、ABS樹脂製の測定ブロックです。全体と穴開けをミーリング加工によって加工いたしました。

>>加工実績の詳細はこちら

 

加工事例:ネジ駒
ネジ駒

こちらは、マシニング加工によって製作されたSKD11製のネジ駒です。

>>加工実績の詳細はこちら

 

加工事例:チタン製 パイプ部品
チタンパイプ

こちらは、チタン製 パイプ部品です。サイズはφ6×100で製作をしております。お客様は難削材の加工先を探されており、チタンをはじめとする難削材の加工実績を多数持つ当社にお声がけいただきました。

>>加工実績の詳細はこちら

 

加工事例:特性検査用 評価部品(銅プレート+銀めっき)
銅プレート+銀めっき

こちらは、特性検査用 評価部品の加工事例です。材質はC1100に銀メッキを施し、サイズは15×15×2で製作をしております。当製品を製作するに当たり、お客様は高精度な部品加工と表面処理の一貫対応が可能な加工先を探されていたため、当社にお声がけいただきました。加工の際は、製品仕上がり時の表面粗さが求められるため、めっき処理前の表面状態に十分に注意した上で、要求された精度と形状を実現しております。

>>加工実績の詳細はこちら

 

加工事例:加工用 シャンク部品
シャンク

こちらは、加工用 シャンク部品の加工事例です。材質はSCM435を用いており、熱処理と三価クロメートを施しております。サイズはφ90×20で製作をしております。当製品を製作するに当たり、お客様は高精度な部品加工と表面処理の一貫対応が可能な加工先を探されていたため、当社にお声がけいただきました。加工の際は...

>>加工実績の詳細はこちら

 

 

 

加工事例:航空宇宙業界向けコイル
航空宇宙業界向けコイル

こちらは、作業用機器で使用される部品の加工事例です。材質は真鍮(C3604)、サイズはφ35×50で製作をしております。お客様は、製品の軸の曲がりや平面度・平行度の寸法許容に収まらないというお困りごとをお持ちでしたが、当社では加工の際に...

>>加工実績の詳細はこちら

 

加工事例:光学機器業界向けセンサーピン①
光学機器業界向けセンサーピン①

こちらは、光学用センサー機器のピン部品の加工事例です。材質はA5052、サイズはφ8×50で製作をしております。お客様は、1個での製作を引き受けてもらえる会社を探しており、当社にお声がけいただきました。加工の際は...

>>加工実績の詳細はこちら

 

 

マシニング加工のことなら、精密部品加工センターにお任せ!

精密部品加工センター.comを運営する株式会社長津製作所では、精密部品を中心とした様々な部品加工を多くの業界に向けて行っております。ワイヤー放電加工機から型彫放電加工機、研削加工機、マシニングセンタなど、多岐にわたる工作機械を保有しているため、あらゆる精密部品加工に対応しております。 また、ホログラム光学素子用金型などの超精密金型の設計・製作実績も多数ございます。 さらに当社では、当社工場にとどまらず、大田区や燕三条など、国内でも有数の加工集積地に幅広い加工ネットワークを築いております。これらの加工ネットワークを駆使することで、どこの会社ならできるかわからないような部品加工にも対応いたします。

「この部品はどこの会社ならできるのかな...?」「加工するのが難しい材料なんだけど、どこにもお願いできなくて困っている...。」「とにかく高精度に加工してほしい!」こうしたお悩みに、精密部品加工センター.comはお応えいたします。精密部品の設計・加工にお困りの方は、まずはお気軽に当社までご連絡ください。

>>加工実績一覧はこちら

>>当社自慢の設備情報はこちら

お問い合わせはこちら

Copyright© 精密部品加工センター.com|精密加⼯から特注治⼯具製作までフルサポート , 2022 All Rights Reserved.