複合加工の定義とは?

下型キャビティ「複合加工」という言葉については、明確な定義はありません。一般的には「複合加工機で行う加工」のことを複合加工と言いますが、当社での複合加工は「1つのワークに対して、多工程の加工を施す加工方法」のことを表しております。

精密部品加工センター.comでは、放電加工やマシニング加工、研削加工、旋盤加工等の様々な加工方法を組み合わせることで、他社ではできない複雑形状の精密部品加工を行うことができます。

ここでは、複合加工について、複合加工のメリット、複合加工を行う設備や、複合加工の事例をご紹介いたします!

 

 

一般的な複合加工とは?

一般的な複合加工とは、複合加工機で行う加工のことを指します。複合加工機は、工具の自動交換機能を備え、工作物の段取り替えなしにフライス削り・旋削・研削などの様々な加工ができる、NC(数値制御)工作機械です。複合加工機の最大の特徴は、複数工程の加工を1台で完結させることができることです。

通常では1つの部品を加工するために、旋盤やマシニングセンタといった複数の工作機械を用いて加工します。しかし複合加工機を用いることで、ワークの取り換え無しに複数の加工工程を完了することができるため、非常に効率的な工作機械となります。

>>マシニングセンタと複合加工機の違いとは?

 

 

長津製作所の複合加工とは?

精密部品加工センター.comを運営する株式会社長津製作所における複合加工とは、1つのワークに対して、多工程の加工を施す加工方法のことを表しております。当社では、様々な設備を保有しているため、放電加工、マシニング加工、研削加工、旋盤加工などの加工や研磨、表面処理などを含めた複合加工を実現することができます。

多工程の加工を必要とする加工品であれば、複数の企業を経由して完成に至る場合が多く、この場合であれば工程間に時間や輸送コストがかかってしまいます。複合加工で製品を製作することで工程間の時間や輸送コストを削減することができ、お客様に対して多大なメリットをご提供することができます。

>>長津製作所の複合加工とは?

>>複雑形状での複合加工のポイントとは?

 

 

当社における複合加工のメリットとは?

当社にて、複合加工をする上でのメリットとしては、リードタイムの短縮や工程間の輸送コスト削減などが挙げられます。

①リードタイムの短縮

複数の加工工程を当社で一貫対応できる設備を保有しておりますので、製品リードタイムの短縮を実現することが可能となります。さらに各工程ごとに精度確認・寸法測定を実施しているために、他社と比較しても測定回数が圧倒的に多くなり、誤差の少ない安心した精度を実現しております。

②輸送コストの削減

一般的には、多工程で製品を製作する場合には工程間の輸送コストが発生してしまいます。しかし、当社は様々な設備を保有しており複合加工を丸ごとお受けすることができるため、輸送コストを削減することができ、コストメリットをご提供することができます。

 

 

当社で対応可能な複合加工の加工方法と使用する設備について

精密部品加工センター.comを運営する株式会社長津製作所における対応可能な複合加工の加工方法としては、放電加工をはじめ、マシニング加工、研削加工、旋盤加工等が挙げられます。

当社の加工方法並びに加工設備のラインナップは以下の通りです。

放電加工:型彫り放電加工機、ワイヤー放電加工機

>>ワイヤーカット加工を用いた複合加工の特徴とは?

 

マシニング加工:5軸マシニングセンタ

>>マシニング加工を用いた複合加工の特徴とは?

 

旋盤加工:NC旋盤
研削・研磨:平面研削盤、円筒研削盤、NC治具研削盤

 

 

製品や形状別の複合加工におけるポイント

精密部品加工センター.comでは、様々な製品や形状の部品に対して、他社と差別化された複合加工を行ってまいりました。ここでは、その一部をご紹介いたします。

>>フランジの複合加工におけるポイントとは?

>>リングゲージの複合加工におけるポイントとは?

>>ピンゲージの複合加工におけるポイントとは?

>>シャフトの複合加工におけるポイントとは?

>>複雑形状ピンの複合加工におけるポイントとは?

>>試験片・テストピースの複合加工におけるポイントとは?

>>スピンドルの複合加工におけるポイントとは?

>>治具の複合加工におけるポイントとは?

 

 

複合加工の加工事例のご紹介

加工事例:精密機械用製品部キャビ駒
製品部キャビ駒

こちらは、STAVAX製の金型製品部品のキャビ駒です。サイズは80×120×40で、ワイヤーカット・マシニングセンタ・放電加工の複合加工を行って製作いたしました。
こちらのキャビ駒は、精密機器の外観カバー部品用の精密金型駒です。
今回のお客様は、切削加工のみでは製作が難しく、多種の加工が出来る企業をお探しのところ、精密部品加工センター.comにお問い合わせをいただきました。
このようなキャビ駒を加工する際は・・・

>>加工実績の詳細はこちら

加工事例:光学業界用製品駒
製品駒

こちらは、SKD11製の製品駒です。サイズは60×80×45で、ワイヤーカット・放電加工・マシニングセンタといった複合加工を行って製作いたしました。
こちらの製品駒は、光学業界等金型の製品アンダー形状部分に使用されている製品駒です。
今回のお客様は、材質として硬度が高いSKD11を使用かつ複雑形状の製作にも対応が可能な企業を探していたところ、精密部品加工センター.comにお問い合わせをいただきました。
このような製品駒を加工する際は・・・

>>加工実績の詳細はこちら

加工事例:精密機械用製品駒
精密機械用製品駒

こちらは、ステンレス製の製品駒です。サイズは先端部が2φ、高さが90で、旋盤加工並びにマシニング加工によって製作致しました。こちらの製品駒の用途は、精密機械部品として使用されています。
今回のお客様のご依頼は、先端部の形状が旋盤加工だけでは難しいため、特注用の製品駒を製作する企業を探していたところ、精密部品加工センター.comにお問い合わせをいただきました。
このような製品駒を製作する際には・・・

>>加工実績の詳細はこちら

複合加工のことなら、精密部品加工センターにお任せ!

精密部品加工センター.comを運営する株式会社長津製作所では、精密部品を中心とした様々な部品加工を多くの業界に向けて行っております。ワイヤー放電加工機から型彫放電加工機、研削加工機、マシニングセンタなど、多岐にわたる工作機械を保有しているため、あらゆる精密部品加工に対応しております。 また、ホログラム光学素子用金型などの超精密金型の設計・製作実績も多数ございます。 さらに当社では、当社工場にとどまらず、大田区や燕三条など、国内でも有数の加工集積地に幅広い加工ネットワークを築いております。これらの加工ネットワークを駆使することで、どこの会社ならできるかわからないような部品加工にも対応いたします。 「この部品はどこの会社ならできるのかな...?」「加工するのが難しい材料なんだけど、どこにもお願いできなくて困っている...。」「とにかく高精度に加工してほしい!」こうしたお悩みに、精密部品加工センター.comはお応えいたします。精密部品の設計・加工にお困りの方は、まずはお気軽に当社までご連絡ください。

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