真鍮の切削加工を行う際に押さえなければいけない2つのポイントがあります。

・衝撃や圧力による変形防止
・熱による変色や変形を防ぐ

真鍮は硬度が低い材質でのため、チャッキングする際に変形してしまう可能性もあります。特に段取りの際は、バイスが使用できない場合もあります。そのような際は、「真鍮に穴を空けボルトで引っ張る」などの方法を取らなければなりません。

また真鍮は熱に弱いのですが、切削加工域は非常に高温になります。そのため「加工条件を低めに設定する」、「油性の切削油を十分にかけた上で加工を行う」などの対策を行わなければなりません。