複雑形状の部品の場合は、複合加工がよいのでしょうか?
複雑形状では、加工工程が複数にまたがることで、加工に要する時間がかかるようなものを指します。特に、型彫り放電加工は電極を作成する必要があり、加工時間に大きく影響するため、加工の際の判断基準がございます。例えば角出しが必要な加工においての場合です。エンドミルでは角が丸くなってしまう場合がございますので、放電加工を行う場合やマシニング加工で出来ない場所にはワイヤーカット加工で角出しをする場合がございます。おおよその数値基準として大体1Φ以下/長さは4~6mmは放電を選択する場合が多いです(深い場合は、10Φの長さ50㎜が限界)。当社の場合では、基本的に材料がマシニングセンタで加工できる硬さの加工が多く、その上でマシニングセンタで加工できないものに関しては、放電加工やワイヤーカット加工で対応しております。さらに、真円度、円筒度を求める際には、旋盤、円筒研削、NC治具研を効果的に使用する場合がございます。